グーリングジャパン株式会社

グーリング ジャパン株式会社は、切削工具からツールホルダまで供給するツールカンパニーです。

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トラブルシューティング(リーマ)

リーマ トラブルシューティング

  現象 原因 対策
穴がおおきくなった場合
  • チャッキング時、リーマの振れが大きい
  • チャッキングの確認、リーマの振れ検査
  • 工具ホルダの損傷(テーパ、チャック、コレット)
  • ホルダの交換
  • リーマのチャンファー(食付き)の振れが大きい
  • チャンファーの再研磨またはツール交換
  • 切削速度または送り速度が高すぎる
  • 切削速度または送り速度を下げる
穴の仕上りが小さくなる場合
  • リーマの寸法公差が間違っている
  • 正しい寸法公差のリーマの使用
  • 加工中にあまりにも高温になり穴が拡大した後に収縮した
  • 冷却性を高めるか条件を下げる
  • リーマが摩耗しすぎている
  • 新しい工具に交換する
  • 切削速度または送り速度が低すぎる場合
  • 切削速度または送り速度を上げる
  • リーマ取り代が少なすぎる
  • リーマ取り代を適正にする
  • 切削液が適していない
  • 最適な切削液の選定
テーパ及び非真円の穴
  • 機械の主軸の心振れ
  • 機械の主軸の調整、フローティングホルダの使用
  • リーマのチャンファー(食付き)の振れが大きい
  • 適正なチャンファー(食付き)に研磨する
  • 下穴とリーマの心ずれ
  • フローティングホルダによる補正
穴の面粗さが悪い場合
  • リーマの摩耗
  • 新しい工具に交換するか、再研磨する
  • 構成刃先の発生
  • 適切な切削液に変える
  • 切削速度が速すぎる、送り速度が遅すぎる
  • 切削速度を下げ、送り速度を上げる
  • リーマ取り代が少なすぎる
  • リーマ取り代を増やす
  • リーマのチャンファー(食付き)の振れが大きい
  • 再研磨するかまたは新品に交換する
リーマが喰い付いて破損する場合
  • バックテーパ量が正しくない
  • ツール交換する
  • 摩耗の進みすぎ
  • 再研磨またはツール交換する
  • 被削材内の硬度不均一
  • 可能であれば超硬リーマを使用
  • リーマ取り代が少なすぎる
  • リーマ取り代を大きくする